当サイト相談スタッフから
土地の値段を調べるときに必ず出てくる「公示地価」について、それが何かをきちんと把握していますか?
公示地価は、国土交通省が全国に20,000箇所以上設定した標準地を対象に、毎年1月1日にその標準地の価格を公示しているものです。
では、標準地の近くに自分の土地があるとして、その土地の値段は公示地価と同じになるのでしょうか?
実は、そうとも限らないのです。土地の値段は公示地価と合わせなければいけないわけではないので、公示地価とまるで違う値段がついてしまうということは珍しいことではなく、公示地価より大幅に高くなる場合もあれば、大幅に安くなる場合もあります。つまり、公示地価はあくまでその地域の土地の値段の水準、というわけです。
公示地価と同じような言葉に基準地価、というものがあります。
こちらは都道府県ごとに算出しているもので、毎年7月の1日に公表されています。
ややこしいのですが、実はこの基準地価は公示地価と同じ場所の値段で出している場合もあれば、全く別の場所で出していることもあるようです。ただし、基準地価が公示地価と別の場所で算出されている場合、公示地価の標準地から遠い土地をお持ちの方は、そちらを参考にされるのも良いでしょう。